鵞足炎で膝の内側が痛い！！2週間以上痛みが続いているあなたへ

• 病院に行って痛み止めや湿布をしていても痛みがある方
• ヒアルロン注射や水を抜いても、また痛みが続く方
• マッサージや整体に色々行ったけれど、なかなか良くならない方

当院でも、こんなお悩みの患者さんが、よくいらっしゃいます。

当院で行っている、筋元整体（筋肉を自然な状態に戻す整体）を受けられた方は、多くの場合、１回〜２回の施術で痛みが取れるケースが多いですので、是非ご来院を検討ください。

今まで痛みが取れなかった方にとっては、１回〜２回の施術で痛みが取れることが、信じられない方もいらっしゃると思うので、実際の症例を、お話ししようと思います。

70代女性のこの方は、当院の患者さんのご紹介でお電話くださいました。

病院で鵞足炎って言われて注射をしているそうで、整体にもずいぶん行ったけど良くならないそうです。

症状としては、とにかく右膝の内側が痛くて痛くて動きたくない、ということでした。

詳しく膝の痛みを訊くと、

• 正座や屈伸動作は痛い
• 階段の昇りも下りも痛い
• 寝返り動作でも痛い

というような状態でした。

痛いところを指差してもらうと、まさに、膝の内側（鵞足部）でした。

ベッドに仰向けになってもらい、体のバランスを見るために足を揃えてもらうと、、、

なんと！！！

足の親指の長さが2センチもズレていました。

これはかなり重心の傾きを表しているんですね。

皆さんも仰向けになって足の親指を比べてもらうと多少のズレはあると思いますが、2センチはなかなかの強者です。

＊もし、1センチ以上のズレを発見された方は一度体のバランスをチェックすることをお勧めします

この方は右の親指が左より2センチも短くなっていました。

ご本人にも確認してもらうと、「えーーっっ！？知らなかった！！」

とかなり驚かれていました。

（これだけリアクションがあると整体が楽しくなりますね笑）

この段階で、ある程度体の負担がかかっている場所が特定できるんですね。

まさに、短い方の足の鵞足部に負担をかけてしまう、教科書通りの鵞足炎でした。

実際に右の鵞足部を押すと痛みがあります。

でも、左の鵞足部を押しても痛みはありません。

更に、股関節・足首・骨盤・背骨・肩と他の部分も検査していきます。

「〇〇さん、こうすると、、、鵞足部の痛みはどうですか？」

「痛くないですね…」

「分かりました」

原因がわかるとそこからは早いです。

約20分施術をして、立ってもらって歩いてもらうと、スタスタ歩いています。

「膝はどうですか？」

「大丈夫！痛くない！！」

「階段行ってみてください」

「大丈夫！！！」「えっ！？なんで？」

でもこの方の気持ちは分かりますよね。

２年間痛かったのが痛くなくなってしまうと、頭が追い付かずに逆に違和感を感じてしまいます。

実際にその方は膝を確かめるように何度も何度も膝を動かしていました。

さて、ここからが大切なんですね。

これでいつもの生活に戻ると、体の癖で痛みが出てくる可能性があります。

なので、痛みが戻ってこないように、患者さん自身ができるエクササイズをマスターしてもらう必要があります。

普段運動をしていたり、体に詳しい方であればすぐにコツを掴んで出来る様になりますが、ご年配の方やあまり体を動かさない方はしっかりとエクササイズ出来るようにして帰っていただくようにします。

そして、エクササイズを終えると、更にスタスタ歩けるようになります。

こうして効果を実感すると、患者さん自身もエクササイズをしてくれます。

さて、もう一度ベッドに仰向けになってもらって、バランスをチェックします。

すると、、、

始めに2センチズレていた親指がピタリ一致しています。

「ほら、一緒になってるでしょ！こうなるとこの整体は成功しているんですよ」

というと、

「よかった〜〜」と、またナイスリアクション（笑）

この方は2回目も痛みは戻ってなかったので、2回で終了です。

鵞足炎は放って置くと、痛みをかばって、腰痛など他の痛みの原因にもなりますし、変形性膝関節症へと進んでいく可能性があるので、早めの処置をお勧めいたします。

では、なぜ当院の筋元整体が鵞足炎に効果的なのかをご紹介していきます。

鵞足炎の特徴

膝の内側に痛みがある場合、まず鵞足炎が疑われます。

炎症なので程度によっては膝に水が溜まってきます。

水が溜まると病院で水を抜いて、ヒアルロン酸注射を繰り返している方も大勢いらっしゃいます。

注射で寛解する方は良いですが、痛みが続く方は根本の原因が他にあるということですので、早めに対処していただくことをお勧めします。

鵞足炎の原因は様々ですが、原因として多いのが、

鵞足炎の原因

• 骨盤の傾き
• 立ち方、歩き方の癖
• 大腿骨と膝下の骨のねじれ
• 足首の関節の硬さ
• ふくらはぎの硬さ

以上の要因で、

1. 膝の内側と外側の筋肉のバランスが崩れる
2. 膝の関節がねじれた状態で癖ずく
3. 筋肉がくっ付いている鵞足部が引っ張られ炎症が起こる
4. 炎症の部分が腫れて動かしにくくなり、さらに痛みが出る

という鵞足炎の症状が出てきます。

少し専門的になりますが、鵞足炎の鵞足とは、4つの筋肉が膝の内側に重なるようにくっついている部分のことを鵞足部と言います。

ガチョウの足のような形をしているから鵞足というようになったそうです。

さて、この鵞足部で何が起こっているのかというと、筋肉がついている部分ですから、引っ張られる力が掛かるわけです。

この引っ張られる力が強くなると、そこの組織は傷ついてしまいます。

すると、体はそこに対して治そうとする反応（炎症）が起こります。

なんか膝が腫れてる？という状態がこの段階です。

この炎症が強くなると、腫れが大きくなり、水が溜まったという状態になります。

つまり、水の溜まり具合と炎症の強さは関連しているんですね。

鵞足炎がよくなるということは、この引っ張る力がなくなる、ということです。

では、どうすれば引っ張る力がなくなるのかは、実際に状態をみてみないと明言はできませんが、上記に書いた

• 骨盤の傾き
• 立ち方、歩き方の癖
• 大腿骨と膝下の骨のねじれ
• 足首の関節の硬さ
• ふくらはぎの硬さ

などが原因として共通していることがほとんどです。

これらの原因の中でより影響を及ぼしている原因を解決することで、その場で痛みが軽減・解消できる可能性があります。

膝が痛くなると、膝を伸ばさずに立つときも歩くときも膝をかばって曲げながら動くようになります。

変形性膝関節症のところでもお伝えしましたが、膝は曲がっていると不安定になります。

すると、膝の関節自体が痛んで徐々に変形してくる可能性が高くなってきます。

ですので、鵞足炎はしっかりとケアをしておくことが重要です。

• 立ち上がるなど、動き始めが痛い
• 股関節を動かして痛みや引っ掛かりを感じる
• 仰向けに寝て、足先を見ると、45度以上に開いている（または左右差がある）
• 足の親指を左右揃えて比べるとどちらかが短い
• 膝をピーンと伸ばしにくい（痛みや硬さがある）

2つ以上当てはまる場合は、膝の関節のねじれて鵞足部に大きな負担がある可能性が非常に高くなるので要注意です。

• 骨盤部から足までの傾きをチェックします
• 骨盤の傾きと膝をねじっている筋肉にアプローチします
• 膝周りの筋肉で弱くなっている部分のエクササイズをします
• 股関節の可動性を向上していきます
• 骨盤から背骨の動きの連動するようにしていきます
• 座り方・立ち方・歩き方を見直していきます

鵞足炎で痛みが出るのはあくまでも結果なんですね。

実は、痛みが出ている鵞足部には原因はありません。

注射やマッサージなど、膝ばかり見ていても一向に良くならないのは他に原因があるからなんです。

立ち方や座り方など、重心がどちらかに偏っていることがそもそもの原因です。

鵞足炎を解消するには、

1. 硬くなっている筋肉はしっかり緩めていく
2. うまく使えなくなっている筋肉を使えるようにする

この両方が必要なんですね。

ですので、施術も大切ですが、日頃のエクササイズも非常に重要になります。

とはいえ、どういうエクササイズをしたらいいのかわからないという方がほとんどだと思いますので、一度専門家に相談することをお勧めします。

鵞足炎は程度にもよりますが、適切な処置をすれば早期に痛みは無くなります。

痛いところのマッサージなどでは根本的な解決にはなりません。

ご自身がどうなっているのか。

どうしたらいいのか。

そして、原因は何だったのか。

ここを自覚して対処することで痛みは戻ってきません。

本来私たちは寝れば良くなります。

しかし、体の癖を放ってあると、寝ても良くならないのです。

痛みが出てきたということは体からのお知らせ（警告）です。

鵞足炎に限らず、体の痛みは放っておかずに、

都度都度対処していくことをお勧めします。

当院は、駅から徒歩で約15分ほどの所にあり、場所も住宅地になります。

土地勘の無い方や、電車でお越しの方に、少しでも気軽にご利用していただけるように、無料の送迎サービスを行っています。

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