四十肩・五十肩（肩関節周囲炎）で肩が痛いし、動かなくて困っている方へ

• 昨日まで動いてたのに、肩が痛くて動かない方
• 肩の痛みで夜中途中で起きてしまう方
• 1ヶ月以上、肩の痛みと動かない状態が続いている方

当院でも、こんなお悩みの患者さんが、よくいらっしゃいます。

はじめに、四十肩・五十肩に関してお伝えしておくことがあります。

当院はなるべく短期間での整体を心がけていますが、四十肩・五十肩の場合、時間がかかるケースがあります。

詳しくは続きをご覧いただけるとお分かりになると思いますが、正直、施術者として短期間での圧倒的な効果が出せていないのが、四十肩・五十肩です。

個人的にとても悔しい症状の一つです。

ですが、四十肩・五十肩の症例として私の母の症例が非常にお役に立てるのではないかと思いますので、ぜひみなさんにもシェアさせていただきたいと思います。

母は当時65歳。

ある朝突然、

「優、肩が挙がらないのよ、痛いし・・・」

「どうすると痛いの？」と聞くと、

「このくらいでっっ・・・」

と痛そうにバンザイが90度、手を後ろに回すようにすると痛くてできません。

あっ、、、これは四十肩・五十肩の特徴だとすぐに気付きました。

「特にぶつけたわけでもなく、２,３日前から少しおかしいな、とは感じてたんだけど、、」

という感じでした。

整体の空き時間に詳しく体の状態を見ると、、、

完全に肩関節が固まっていました。

カチッと固まっていて、もうこれ以上は動かない！という感じです。

当院は、痛みが出ている部分と原因となっている部分は別のところにあると考えて施術をしています。

ところが、四十肩・五十肩の場合は、肩関節自体に問題があるんですね。

しかも、カチッとロックした関節はそうそう簡単に解けてくれないんです。

少しづつ少しづつ動かしていくうちにロックが解除されていくのが四十肩・五十肩なんですね。

私は母にこう言いました。

「普通は四十肩は早くて半年、長くて3年と言われてんだけど、必ず良くなるからなるべく動かしていこう！」と。

その日に施術と体操を教えて、早速次の日から実践していました。

うちの母、こういう時に腹をくくるのが早いんです笑

我が母ながら感心してしまいましたね！！

母は週２でプールに通っていたので、こんな提案をしました。

「プールのビート板を沈めたり、水の中で体を動かすと、水が良い抵抗になるから、色々動かしてみて！」

と、プールの中でする体操を、レクチャーしました。

母も楽しそうに、「やってみるわ！！」と即答して、すぐに実践してくれました。

そこから、施術＋体操＋プールを続けること約2ヶ月。

「ずいぶん痛みがなくなった！！少し動くようにもなったし！！」

と嬉しそうに報告がありました。

「動かしてみて！」と言って動いてもらうと、

バンザイは110度くらい、手を後ろに回すのは手の甲がお尻の真ん中（仙骨）に付けられるくらいでした。

正直、可動域はまだまだですが、痛みがだいぶラクになっただけでも嬉しそうです。

引き続き、施術＋体操＋プールを続けて4ヶ月。

「優！だいぶ良くなった！！ほらっ！」と、バンザイは肘が伸びきらないくらいでほぼOK！

手も腰の上まで回せます。

正直言って、私驚きました・・・。

場合によっては何年もかかる四十肩・五十肩ですが、身近な存在ということもあり、施術と体操の指導を細かく行うことで、非常に効果があったからです。

半年後には、なんと背中で合掌ができるようになっていました！

無事、母の肩、完全復活です！！

母に良くなった経緯を詳しく聞くと、確かに多少痛みがありながらも動かしていたと言っていました。

なんの体操が一番効いた感じがしたかと聞くと、プールでビート板を手のひらで押したり、水の抵抗を使って前後・左右に動かしたりすると後が楽になると言っていました。

この母の経験で、早くて半年で完全復活までいけるということは確信しました。

ただし、体操や動かし方には注意が必要です。

動かせばいいというのは危険です。

母には動かし方をアドバイスしながら行ってもらっていました。

また、安静にしすぎると、長くて3年、に近づいていきます。

以前来院された方に、5年前四十肩・五十肩になってから、まだ可動域が戻っていない方もいらっしゃいました。

この方は、痛みがあるのでなるべく使わないようにしていたそうです。

四十肩・五十肩は痛みも可動域も元に戻ります。

この点は安心していただければと思います。

しかし、時間はかかること。

そして、施術者と患者さんの体操との二人三脚で良くなっていくイメージでいてもらうと良いと思います。

では、なぜ当院の筋元整体が四十肩・五十肩に効果的なのかをご紹介していきます。

四十肩・五十肩の特徴

四十肩・五十肩は痛みとともに、可動域制限が起こります。

肩を動かそうとしても関節が動かないんですね。

特に、バンザイ90度程度、手が後ろに回らない（女性だとブラジャーが付けられない）といった動きができなくなります。

また、母の症例でもお伝えしましたが、完全復活までに時間がかかるということです。

よく、四十肩・五十肩がこれでよくなりました！というような記事などを見かけますが、私からすると、おそらくそれは本当の四十肩・五十肩ではないと思ってしまいますね。

四十肩・五十肩の原因

実は、四十肩・五十肩の本当の原因はまだ解明できていないんですね。

ですが、実際体で起きていることは、肩関節を覆っている関節包という組織が歪んで固まってしまっている、ということがわかっています。

この関節包という組織は、弾力性がほぼ無く、あまり伸び縮みできません。

イメージは、プリントを入れておく透明なクリアファイルがありますよね！

あんな感じの丈夫な組織です。

肩の関節は可動域が大きい分、安定させるにはしっかりとした関節包が必要なんです。

ではなぜ関節包が歪んでしまうのか？

ここの原因が分かりきっていない、というのが本当のところなのかなと思います。

ただ、体の反応は体を守るための反応ですので、ここまで肩を固めるのは、肩が不安定になっていると脳が判断したか、脳や神経の誤作動で肩を固めてしまった、と考えることができます。

ここで言えることは、体の防御反応なので、この防御を無理矢理解除するのはナンセンスだということです。

これは聞いた話ですが、アメリカ人の方が四十肩・五十肩になり、高いところから鉄棒にぶら下がり無理やりにロックを解除した方がいたそうです。（想像しただけでもいたそうですっ）

さてどうなったか、、、

無事、可動域は戻ったそうです。

ですが、、、その後肩関節が頻繁に脱臼するようになってしまったということです。

この例を見ても、やはり、私の見解は少しづつ肩のロックを解除していく方法をお勧めしたいですね。

これは私の臨床経験上ですが、肩関節を不安定にさせる元々の原因は、やはり肩以外の部分のアンバランスが起きていると考えています。

別の記事「肩の痛み」でもお伝えしましたが、

• 腕のねじれ
• お腹の硬さ
• 手首の硬さ
• 肩甲骨（肩関節の凹部分）と肩関節（凸の部分）の連動がうまくいかない
• 骨盤の傾き
• 肩の内巻き
• 横向き寝が多い　など

以上のような体のベースがあった上で肩の不安定性が起こった、と考えられます。

• バンザイが90度前後までしか挙がらない
• 手を後ろに回せない
• 手で後頭部を触るのもキツい
• 夜、寝ていても痛い
• 1ヶ月以上経ってもあまり変わらない

１つでも当てはまる場合は、四十肩・五十肩の可能性が高い状態です。

あまり放って置かずに専門家に相談することをお勧めします。

• 体全体のバランスから診ていきます
• 肩から診ていくのではなく、骨盤や股関節など影響をしている部分から整体していきます。
  （＊ここまでで良くなる場合は四十肩・五十肩ではありません）
• 関節包を少しづつ少しづつストレッチしながら可動域をつけていきます
• 肩甲骨と肩関節が連動するようにしていきます
• 腕のねじれ、指の硬さなどを丁寧に整体していきます
• 日常できるエクササイズをお伝えします

繰り返しになりますが、四十肩・五十肩は早くて半年、長くて3年です。

四十肩・五十肩のよくなる傾向として、動く範囲が広くなっていくと同時に、痛みも減っていく傾向があります。

当院の施術として優先するのは、いかに肩の可動域を広げていくかというのを意識して、整体していきます。

四十肩・五十肩の方は、寝ている時に痛みで起きてしまい、眠れず苦しまれている方も、多くいらっしゃいます。

まず夜間痛が無くなるように、整体していきます。

私としても短期間で良くしたいので、とても歯痒い症状ですが、二人三脚で少しづつ完全復活へ向かいましょう。

四十肩・五十肩は専門家によって言うことが違うので、当院にも病院や整体で治らないって言われてショックを受けて来院される方もいらっしゃいます。

ですが、しっかりとケアをしていけば、痛みも無くなりますし、可動域もほぼ元どおりになることがほとんどです。

放っておくとより長引くとも言えますし、ケアを続ければその分早く良くなるとも言えます。

今ご自身がどうなっているのか。

どんな体操がいいのか。

本当に良くなるのか、不安でいる方はぜひ一度ご相談ください。

当院は、駅から徒歩で約15分ほどの所にあり、場所も住宅地になります。

土地勘の無い方や、電車でお越しの方に、少しでも気軽にご利用していただけるように、無料の送迎サービスを行っています。

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