背中が伸びないしつこい腰痛

皆さん中腰が腰には良くない、ということはご存知の方も多いでしょう。

実は、、、

その通り、なんです。

中腰の姿勢は、腰から上の重みを腰の筋肉で一生懸命に支えている状態なんですね。

庭の手入れや車の洗浄、家の掃除など前かがみで作業をしばらくすると、イタタッと腰を叩くのを経験したことがあるのではないでしょうか。

これからご紹介する方は腰痛でお困りの方で、

ご家族からも老人の姿勢と言われるほど腰が曲がってしまうようになったと連絡がありました。

車で初めて来院された時、車から玄関まで歩いてくる姿をみて、確かに腰が丸まっていたのを覚えています。

お話を伺うと、公園の植木など、美化活動をしてくれているお仕事をされているという事でした。

その姿勢がかなり前に乗り出して、遠くの植木を刈るような前かがみの姿勢になっているそうです。

そうしているうちに腰痛がひどくなり、家族にまで年寄りの姿勢になってるよ！と言われてしまったそうです。

さて、姿勢をチェックしてみると、前かがみなので背中から腰にかけてパンパンに筋肉が張っています。

さらに、左に体が大きく傾いていて、左右差もかなりみられます。

次に動きの検査をします。

• 前屈→痛い
• 後屈→痛みはそこまでないが、背骨が全然動いてないので後ろに反れない
• 側屈→左には倒せるが、右には倒せない
• 回旋→右にはねじれるが、左にはねじれない

かなり動きにも制限が出ています。

ベッドに寝てもらっても骨盤の左右差がすぐにわかってしまう位傾いて寝ています。

一つ一つ痛みと動きをチェックしてから整体に入ります。

脚から骨盤まで施術をして立ち姿勢と動きをチェック。

すると、整体前よりも姿勢が良くなって頭の位置も高くなっています。

ご本人も「ん！？なんか気分まで違うなぁ」とおっしゃっていました。

肝心の痛みは、

• 前屈→痛みなし
• 後屈→整体前よりは後ろに反れるが、まだ背骨が硬い様子
• 側屈→右にも倒せるようになる
• 回旋→左もねじれるようになる

ここで施術を終えてもいいですが、まだ少し後屈の動きが良くないので、首、腕の調整を加えると、さらに動きが軽快になりました。

「いろんな動きをしてみて痛みをチェックしてください」

というと、

「痛みというか、腰が突っ張る感じがある」というので、一緒にエクササイズをします。

すると、痛みも突っ張りもなく、姿勢もシャンとしています。

「本当に気分がいいなぁ」と感想をいただきました。

大石さんが続けて、

実はね、、

「前に整体の勉強というか、受けたことがあるんだ」といいます。

「えええっ！？」と驚きましたが、

そのおかげか、私の説明もよく理解出来たそうでした。

先ほどやったエクササイズを宿題として行ってください、とお伝えして施術終了。

2回目の来院では、やはり仕事の影響か、まだ腰痛があるということでしたが、以前ほどのアンバランス、痛みではなくなっていました。

さらに整体をし、追加のエクササイズも指導させていただいて、以降腰は痛み無く順調だということです。

月1回ほどで来院されていますが、大きな腰のトラブルはなく、仕事もされています。

私たちの体は良くも悪くも、仕事や普段とっている姿勢で癖づいてきます。

昔よくみた畑仕事に勤しんでした腰の曲がったおばあさんも、腰を曲げて作業をしている内にいつしかそのまま姿勢が癖づいたんですね。

私はこうした仕事や作業を効率的に行うためにその姿勢が作られた、ある種進化だと思っています。

ただ、その進化も痛みや生活に支障が出てきてしまっているのであれば、しっかりとその都度ケアをしてやることが大事だと思うんですね。

腰痛にも様々な原因がありますが、2週間以上良くならないようであれば、体の癖が寝ても抜け切らない程になっている証拠です。

ひどく慢性化させないためにも、無理せず専門家に相談することをお勧めします。

一度腰痛になると、その腰痛の多くは癖になり慢性化していきます。

ぎっくり腰を繰り返したり、いつも腰が重い、痛い。

中には腰痛をかばうようにして動きも慎重になり、肩こりや首こりまで訴える方が多くいらっしゃいます。

レントゲンやMRIでヘルニア、腰椎滑り症、分離症と診断されても対処法は簡単な運動指導や保存療法で、痛みは無くならない。

具体的にどうしたら痛みがなくなるのか、わからないまま時間が過ぎていく。

このような方が多く来院されます。

病院では、骨に異常がある場合や腫瘍がある場合などにはとても頼りになるところです。

ですが、慢性腰痛のような体全体のバランスや筋肉の状態、神経伝達の部分が原因になっている腰痛はレントゲンやMRI画像には写りませんのでわからないんです。

決して病院が良くないのではなく、骨に異常がなくてよかった！と一番危ない危険性は避けられたということで他の選択肢を持つきっかけにしてもらえればいいのではないでしょうか。

そしてここから具体的にどうしたらいいのか、ということで整体の登場です。

では、なぜ腰痛が当院の筋元整体で痛くなくなった理由をお伝えします。

腰が曲がってしまう原因

最近ではあまり見なくなりましたが、昔腰が曲がったおじいさんやおばあさんを見かけたものです。

おそらく、畑仕事に勤しまれて、体がその仕事の体勢に適応した結果だと思います。

私は一種の進化だとさえ思っています。

これは前屈みでの作業を長くすることによって、体の前が縮み、後ろが伸ばされる状態で固定されてしまったと言えます。

みなさんも中腰が腰に良くないことはご存じだと思います。

中腰は腰から上の重さを腰の筋肉によって踏ん張っている状態です。

かなりの負荷が腰にかかっているんですね。

そして、同時に脚、お腹にも力がかかってきます。

筋肉は良くも悪くも形状記憶していく性質があるので、いつも使う筋肉は縮みやすく、使わない筋肉はサボり始めます。

こうして姿勢は出来上がっていくんですね。

「体は履歴書」と当院では考えていますが、その人が今まで過ごしてきた癖が今の体に表現されています。

腰痛の原因は腰にあらず

腰痛の時に、腰をもみほぐしたりしても痛みが取れない経験をされた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

むしろ、更に痛くなってしまうこともあります。

多くの原因は腰以外にあります。

それは脚、お腹、肩など多岐にわたります。

痛みが無くならないのは的が外れているということです。

もし、今何か腰痛に関して取り組んでいて、効果がいまいち感じられない場合は、他の方法を試すと良いでしょう。

腰痛の原因に対して的を得たものであれば痛みは必ず軽減、もしくは消えるはずです。

施術院ここからでは腰痛に対してどうするのか

いきなり施術に入ることはしません。

腰痛にも色々原因があるので、どうすると痛むのか、いつからなのか、

楽な姿勢はあるか、きっかけはあるのか、などなど、十分なヒアリングを行なってから整体に入ります。

また、検査が大事だと考えているので、整体前の状態を患者さんとシェアしながら、的確な整体していくヒントになりますので、お話を聞かせていただきます。

施術に関しては、原因と感じる部位に手で行います。

＊パキパキなど、関節に対して瞬間的な力を加えることは行いません。

時には、どうしても硬く動かなくなっている部分に対して整体する場合には多少痛みが伴うこともあります。

最後には、痛みがぶり返してこないように腰痛体操をお伝えして施術を終えます。

来院の回数やペースですが、症状の強さや体の癖にもよりますが、基本的に頻繁に通うようなことはお勧めしていません。

来院されている方は、月に１回などメンテナンスに来ている方が多くいらしています。

なるべく短期間で腰痛がなくなるように、原因の説明と体操をお伝えしています。

＊とりあえず揉んでくれ！など、ただ施術を受けるのが目的の方はお控えください。

長く腰痛を抱えていると、またあの痛みが出ないように腰をかばいながら過ごして、体の動きが制限されてしまっている方をよく見ます。

そうなると、どんどんと体の癖が強くなって痛みがあちこちに広がってしまいます。

ですので、ご自身でどうにもできない場合には、整体など施術を受けられることをお勧めします。

腰痛ですので、近くに施術院がなく、遠くて行けない場合には電話でも良いのでご相談ください。

何かアドバイスなどできることがあればお伝えいたします。

当院は、駅から徒歩で約15分ほどの所にあり、場所も住宅地になります。

土地勘の無い方や、電車でお越しの方に、少しでも気軽にご利用していただけるように、無料の送迎サービスを行っています。

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